足がむくむ人=立ち仕事ってホント??
座りっぱなしはむくみやすい

立ち仕事がむくむ、という常識は本当?

 

足のむくみといえば立ち仕事の人の悩み。

そういうイメージを持っている人は多いと思いますが、

はたしてそうでしょうか?

実はむしろ座りっぱなしの人の方が

要注意だったりします。

実際にサロンのお客様を見ていて感じていましたが、

先日あらためてそう感じたことがありました。

 

セミナー会場で感じた違和感

 

今週、東京国際フォーラムで

とあるセミナーを受ける機会があったんです。

途中で席を移動してワークをやったり

発表するために立ち上がったりなどは一切なく、

4時間ガッツリひたすら集中して講義を聞くという環境でした。

途中で2回、10分間の休憩があったのですが

そこでも席を立たずに座ったままノートやパソコンのメモを確認したり、

スマホをチェックしている人が何人か普通にいたことに

私は個人的にすごく驚いたし、違和感を感じました。

みんなトイレは行かないのかな、、、

飲み物は足りなくならないのかな、、、

座りっぱなしで足だるくない?

そもそも足も身体も疲れないのかな??

と内心とても気になっていました。

そしてその人たちの足元を見ると

ストッキングの上からでも分かるぐらい

やっぱりむくんでいたんです。

 

ふくらはぎは意識して使うべし

 

椅子に座っている状態というのは

当たり前ですが足の付け根を90度に折り曲げている状態です。

しかもセミナーや会議、事務職となれば長時間その状態。

このこと自体、そもそもリンパの大きな通り道である

鼠径部(足の付け根部分)をギューっと曲げているため

リンパが滞って巡りが悪くなり、むくみやすいし身体には良くありません。

とはいえ、人は立ったまま生活なんてできない。

だからこそ意識して適度に立ち上がったり少し歩いたり、

ふくらはぎのポンプ機能をあえて働かせる必要があります。

絶えず血液を循環させてくれる心臓とちがい、

リンパ液は「筋肉が動いて初めて」動いてくれます。

つまりふくらはぎの筋肉を動かすことで

ポンプ機能が一生懸命に働いてくれます!

リンパは筋肉を動かさないと

勝手には働いてくれないわけです。

 

座りっぱなしはむくみやすい

 

 

 

 

 

 

 

座りっぱなしで作業に没頭している人は

きっとトイレの回数も普段から少ないから

長時間座っていられるんだと思います。

トイレの回数が少ないということは

老廃物の排出が足りていない、

つまり溜め込みやすい体質になっている可能性も。

 

毎日の行動に意味づけをして足のむくみ予防!

 

普段から椅子に座ってお仕事をされている人は

根詰めてやるよりしっかりと休憩をとって足を動かしましょう。

人の集中力はそんなに長くは続かないもの。

作業の合間にトイレに立ったりお茶を淹れに行ったりすることで

気分転換にもなって一石二鳥です。

「あ、今すごく仕事ノってるけど、ここはトイレタイム!」という感じで

トイレに行きたくて行くのではなく

トイレに「行く」ということにむくみ予防という意味づけをして考えると

行動しやすくなるし、切り替えやすくなると思いますよ。

しっかり足を動かしてふくらはぎを働かせ、

むくみ解消したらきっとお仕事もはかどります!

 

>>締め付けることはかえってむくみを引き起こす

 

 

この記事を書いた人

 

この記事を書いたひと

 

白石陽子

足のむくみ専門家。大手リラクゼーションサロン勤務を経て自身もひどい足のむくみに悩み続けたことから、リンパマッサージを学び直し、研究し、現在の足のむくみに特化したメソッドに辿り着く。仕事とバランスをとりながら音楽活動も15年以上続けている。週末は地元の吹奏楽団でサックス奏者としても活動中。音楽とお酒、人と関わるこの仕事が3度のメシより大好き!